2021年 6月18日講義

PCIホールディングス㈱ 取締役相談役

原口 直道氏

いつもお世話になっている皆様へ

人間味に溢れた超エリート経営者

 今回の講師は、東京大学法学部卒の超エリート経営者である原口直道さんでした。原口さんはエリートは鼻につくと言われることが多いのですが、とにかく人間味に溢れた人で、ハンサムな顔立ちと優しい目で、一見難しい企業評価の話をととてもわかり易く、教えてくださりました。企業評価の方法には、アセットアプローチ、マーケットアプローチ、インカムアプローチ(DCF法)などがあり、毎年、学生にマーケットアプローチによる、企業評価を行うことを課題とされています。

学生をやる気にさせる人間力

 学生は、自分が気になる企業2社を選び、PBR倍率とEBITDA倍率を計算して、その企業のマーケットにおける評価を客観的に評価することを学ぶ。今年の学生は、ZOZOTOWNとファーストリテイリングを例に使い、株式市場で成立しているその企業の株価が適正であるか、過小評価されているか、また過大評価されているかについての過大発表と講師紹介のプレゼンの講義の最初に発表します。

 私が、毎年の原口さんの講義で驚かされるのは、ほとんど前提知識を持っていないいわば白紙状態の学生に対して、上に述べたようなかなり踏み込んだ課題を出されても、学生は、いつもきちんと課題に対して答えている点です。それも、福岡に住む学生に対して、東京でかなり忙しい経営者として仕事をされている原口さんが、メールと短い時間の電(ZOOM)による相談だけで、学生がやるべき問題解決の作業に落とし込んでおられる点です。特に、私が注目しているのは、学生には難しいかもしれないと思われる課題をやる気にさせる原口さんの人間力です。

学生を個人として最大限認める力量

 原口さんが学生に対して、使われる言葉はいつも優しい、そして学生との会話を心から楽しんでおられる。今年の講義が緊急事態宣言下で2年連続オンライン講義になったことを、とても残念がっておられた。学生と会って、コミュニケーションをとることをいつも本当に楽しんでおられたからだ。よく講義で引き合いに出されるのが10年くらい間に発表してくれた坂口君です。彼は今、社長として地元で企業経営を行っているが、彼の当時の発表を今でもよく絶賛されます。坂口くんは、2011年にパナソニックと韓国のサムソンの比較を行いました。比較の結果は衝撃的で、サムソンの利益を上げる力が、日本の家電業界が束になってもサムソン一社の利益に及ばないことをデータで明らかにしたのです。メディア等でもこのような発表はないので、知らなかったが、データの発信力はすごいと感じた。原口さんは坂口くんの発表を昨年に続いて、今回も再現して下さり、この状況が2019年のデータでも変わっていないと事実を示して下さった。学生を個人として最大限認め、今年の学生に紹介された。この態度は今回発表した、平野君に対しても同様だった。たぶん、原口さんは現在経営に参画されている複数の会社においても同様の態度で望んでおられるのだろうと思う。人の上に立つ人が、どのようなことに気をつかわれているのかが、とても参考になった。

 

また、現在、ベンチャー起業論では7月17日の公益資本主義フォーラムに向けて、準備中です。参加申込も受付始めましたがとても多くの人が全国から参加予定です。すでにZOOMでの参加枠は埋まり、現在YouTubelによる視聴申込みを受け付けていますが、1300人以上の申込みが行われている状況です。YouTubeによる視聴に関してはまったく制限がありませんので、是非申込ください。

 

 

 

 

 

できるだけ多くの人に拡散して、若者から日本を変えたいと思っています。

2021年6月23日 阿比留正弘