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望月 尚武氏

福岡大学へ出入りするきっかけ

2015年でした。私は3回目のガン闘病生活の後、会社は娘達夫婦に譲り、さて70代をどう生きようかと迷っていた時、永野さんから、「福大へ来てみませんか」と誘われ、阿比留先生にお会いしました。

学問とはほど遠い自営業一筋だった私の経験がなにか役に立つのだろうかと憂慮しましたが、阿比留先生のお話しされたベンチャー起業論はとても魅力的でした。私の大学時代にはこのようなアクティブラーニングはありませんでした。充実した70代をプレゼントしてくれた永野さんに感謝しています。


インターンシップ受け入れを経験

 ベンチャー起業論を理解し、学生さん達の行動力を知るためにインターンシップ受け入れを経験しました。2015年にFrom Earthという化粧品開発プロジェクト、2017年にGo Globalという高齢者向け英会話教室プロジェクト。そこで私は学生さん達の行動力と発想力に驚きました。化粧品会社社長は12月の発表会に上海から急遽駆けつけ、彼らのアイデアを採用し、今日に至るもその会社のメイン製品として発展しています。開発した製品の使い方がわからないという質問に対して、リーダーの遠藤ヒロアキ君が発表会の壇上で咄嗟に顔を真っ白に塗り付けた姿を見て、会場は拍手で湧き、社長も彼らの本気度を感じたと後日語っていました。 Ms.Rheaさんは学生さん達に励まされ、英会話教室を立ち上げ、現在、福大付属幼稚園の英語教師としても活躍しています。学生さん達の地道な活動と斬新な発想力は実社会で役立ち、実を結ぶのです。あの時プロジェクトリーダーだった遠藤君の最近のメールです。「私にとってプロジェクト活動が人生の転機になりました。今では経験を生かして新入社員の指導をしています。」


メンターとして

 2018年からメンターとして数々のプロジェクトチームの活動を見てきました。実社会で活躍する卒業生に会うこともあります。彼らはベンチャー企業論のゼミ活動を通じて、短期間に確実に目覚ましい成長をします。それは阿比留先生の学生さん達を信じている指導法によるものと確信しています。「自由に活動させる、責任は私が取る」という覚悟です。もし厳格な規律や決められた方法論に縛られたら、自由な発想は生まれにくくなります。しかし、私達大人としては、プロジェクトの進行状態やアイデアなど生まれたら、ちょっと相談していただくと安心します。報 連 相 を重ねることで企業側とも親密になれますし、思わぬ応援が受けられ、プロジェクトはさらに発展します。


余談ですが、

フィリピンCPU大学卒のOsborn 君が、1年間のFFLCでの日本語研修を終えて、ベンチャーOGの桐島大河君達の助力によって、インターンシップ先の(株)さくらフォレストさんへ就職することが出来ました。ビザ取得の困難に直面し心配していましたが、阿比留ゼミの連帯感は見事に発動するものだと驚いています。

望月 尚武氏
望月 尚武氏
望月 尚武氏
望月 尚武氏
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