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​学生とインターン先企業さまへ

 

学生が学生から学ぶのが一番わかりやすい

メンターは最初から最後まで見ていただいているのですが、一番大事な学生が全部を見ずに、自分の発表だけしか見ていないのはもったいないと思ったんです。昨日の発表を見ていたメンターの方はよくわかったと思うのですが、凄く良くできた発表プロジェクトと悪い発表のプロジェクトの差が凄く大きかったんですよ。発表の悪かったプロジェクトは誰から教えてもらうよりも、いい発表をしたプロジェクトから学ぶ、学生が学生から学ぶというのが一番わかりやすいんじゃないかなって思ったんですね。今日はしょうがないけど次回以降は執行部から学生に対して基本的に二日通して見るように設定してもらった方がいいかなと思いました。

 

 

 

学生には「言いたいことは全て言ってください」の意味

昨日、来ていただいていたトヨタカローラ博多の久恒社長から「自分たちがどういう風に関わっていいのか良くわからない」ベンチャー起業論は学生中心の活動なので、学生にまかせてて自分たちが口出ししていいのか、良くないのか、わからないようで、遠慮が凄くあるような事を言われたんですね。私は「思いっきり言ってください、言いたいこと全て言ってください」という事を言ったんですが、それがどうゆう意味かを話しておいた方がいいなと思います。

 

大学時代に出来るだけ経験させたい

ベンチャー起業論の目的としては、社会に出てから経験するであろう事を大学時代に出来るだけ経験させたいというのが基本的な考え方なんです。実は、社会の常識と大学の常識は凄く違うんですよ。私がどういうスタンスでこの取り組みをやっているか基本的な考え方を学生も企業側もきちっと理解して欲しいなと思っているんです。大学とか学校というのは絶対やっちゃいけないのがカンニングなんですね。ところが社会ではカンニングという言葉も無い。

会社も学生も一丸となって総力戦で

社長が出来ない事を優秀な社員に代わりにやってもらっても、替え玉(学校の入試でいう替え玉入学)とは言わない。社会では不正はやっちゃいけないけど、教育したり、参考書類を調べたり、他人の知恵を集めたりすることはやらなきゃいけない。社会問題というのはカンニングして解決できるような簡単な問題じゃないです。みんなが総力戦でやってはじめて解決するようなものばかりじゃないかと思うんですよ。このベンチャー起業論の取り組みで僕がやっていきたいのは、企業さんも出せるものは全て出してもらって、学生も出せるもの全て出して、本当に会社と学生が一丸となって総力戦でやってもらいたいなと思っています。中間報告の点数の差(プロジェクト評価)は、会社と学生の取り組みの差になっているような気がします。学生には決算書を見なさいと言っていますが、学生は決算書を読めません。インターン先が会社の財務内容から全てを見せていただき、どう読むのか、どう見るのかから教えて頂くようなプロジェクトだと凄くいい活動になるのではとおもっています。

 

最終的に決めるのは学生という保証

ただし、ひとつだけお願いしたいのは、学生に指導して頂くときに押し付けというかパワハラじゃないですけど、企業側が言った事をきかないと怒るぞっていうんじゃなく。そんな条件づけじゃなくて、言えることは全て言うけど、最終的に決めるのは学生だという事を保証して頂ければ、何を言っていただいてもかまいません。

2022年6月12日  中間発表2日目 阿比留教授の朝の挨拶から

 

 

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