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アンケートは人間力 対人力のスイッチ(後半)


アンケートで現実的に

足を使って動くこと

そうかこれは人間力がつくぞ、人間力の中でも特に対人力が確実につくなっと、これはやった学生が一番理解してくれる これこそ、やらなきゃいけない。行動しろよ、行動しろよというのは現実的にはそういうこと。プロジェクト活動の中で優勝するとか成績というのももちろん大事、重要なのは、特に守破離の守の段階で、アンケートはプロジェクトで1000枚以上とるとか、他社訪問、自社関連の業界分析の中で100社以上とか現実的に足を使って動くということ。


アクティブラーニングは動かなきゃ

一昨日も卒業生が来たけど、この子たちがやったのは、同じ他社訪問でもあろうことか博多駅周辺のビル50~60棟の最上階から1社づつ回って、延べで行くと200~300社回ってるんじゃないかな、これが凄いなと。その子たちにお前たちはここが原点やったなぁ~と言ったら、そうですねぇ~。だってリーダーになった子は、それまで顔と名前が一致せんくらいだったけど、プロジェクト活動が終わった後は本当にたくましくなりましたよ。それが効果かな。アクティブラーニングって文字通り動かなきゃ。動くと言えばね、他にもたくさんあると思いますが、僕は、一番手っ取り早いのはアンケートだと思う。

1000枚のアンケートで行動し、

フットワークができる

タンスのゲンプロジェクトの初代のリーダーS君。彼がね2年から3年に上がる3月だったですね。僕のところに来て「自分はリーダーになります。ところでどうしたらいいですか」と聞いてきた。何も知らないという事が一番いい「じゃぁ1000枚アンケートを取って来い」と言ったら「どういうアンケートをとればいいんですか」と聞いてきた。ちゃんと考えてからと言ったら学生は動かない。その時に言ったのは「わからんかったら、あなたは家具が好きですか嫌いですか、それだけでいい」1000枚取って来いと言ったらね、取ってきた。5月の連休明け「永野さん、とりました」「ああ、そうか、なんかわかった事があったか」と聞いたら、その時、ボソッと言ったのが「イメージのズレ」ネット通販だから画面でみるのと実際にきた家具が違うとこれにお客様が悩んでいるって事がわかりました。「お前それがわかったってすげえじゃん」「ああ、そうですね~」 じゃあ、それに肉付けしていこうぜって。ここまでくるとねもうフットワーク出てるから。永野さんこれもやった方がいいですよね、これもやった方がいいですよねって次々にアイデアが出てくる。その時は10分も話してないんですよ。永野さんもういいです、自分たちで考えてやります。1000枚アンケートをとった後は次に取る時は、200~300枚でもいいぞ、100枚でもいいって言ってたら、結局何種類かアンケートやってるんですね。その時はフットワークができているから、これやろうと思ったら、もう動くでしょ。フットワークが出来ていない時は考えて、うまくいくのかなとか、いい情報が取れるのかなとか考えたら動かないけど、フットワークついちゃってるから、やろうという事が先に行く これがフットワーク。これは本人が一番知ってますよ。それでその年の賞を総なめして優勝しましたよ。


行動することで、

人間力とか対人力とかが確実につきます

もう一人、チョコレートショップのチョコっとプロジェクトをやっていたT君、彼は1年の時に焼酎メーカーのプロジェクトやっていて結果は残せなかったんですが、終わり頃にリーダーと一緒にT君が僕のところにきたんですよ。お前ら結局なんもしてなかったんやないかって言ったらT君が「いやあ、一応、スーパーマーケットとかお酒の売り場を回りました」というから、何件やと聞いたら300軒って言いましたね。一年生のT君が一人でやったんかといったらハイって、3年生のリーダーにお前は行ってないんかと聞いたら、はあって、それよって(だから結果が出ない)。その後、T君は2年3年4年とリーダーをやって3年生の時は、経産省の社会人基礎力グランプリにベンチャー起業論として初めてチョコっとプロジェクトで出場して、全国で準優勝しましたね。T君は徹底的に動くんですよ、調べに行くんですよ。T君の4年の時は、S君の3年の時で、この二つが一位、二位。一票差でS君が優勝。それでも二位になったT君のプロジェクトは西日本インカレでは優勝したんですよ。

行動することで、成長するのは確実だけど、どのくらいって数値化出来ないから、言葉で言えば人間力とか対人力とか確実につきますね。やったものじゃないとわからない訳ですよ。


人間力、対人力のついた学生は

社会で活躍できる

社会に出て活躍できる。だって、社会人で一番足りないのはこれなんだから、小学校、中学校、高校、大学ってそういった活動をして卒業する人って少ないと思いますよ。ベンチャー起業論のプロジェクトの学生はそれを経験して卒業するんですから。卒業した何人かが言ってましたよ「社会人てこの程度で給料もらってるんですね」って。僕はわかるような気がするんですよ、なんせ一番彼らが動けますから。

動き方がわかっているというより、動きたくなる、どちらかというとそっちですね、疼きって言葉があるんですよ。なんかこうしたいな~これってのがねつくんですよ、じっとしてたら落ち着かない、まずはやるか こういう疼きってのは確実につくんですね。


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