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2022年05月13日講義

ココシスグループ 代表取締役会長

岡部 隆司 氏

いつもお世話になっている皆様へ

社員を生かすことが社長の仕事

  5月13日の講師は サクラフォレストを運営しているココシスの岡部隆司さんでした。ココシスはCore Competence Systemの略で、社員の得意なことを活用する仕組みを内蔵した会社という意味とのことです。社員を生かすことが社長の仕事だとすれば、この会社は世界中の会社が理想としていることを社名にしているすごい会社だと思います。社員がイキイキとしていつ会社を作った岡部さんが、若い頃どんな人だったのでしょうか?

 

 

小学2年でレンタルビジネス

中学時代に娯楽業スタート

 今回学生達(三浦暉君、田村陸人君)が講師紹介をしてくれました。それによると岡部さんの小学校時代は、波瀾万丈で「小学生で?」と思う位小学生の常識をかけ離れていました。小学2年生の時、給食費が払えないということで新聞配達、廃品回収をしていたそうです。その時、廃品として集めた古本で、古本のレンタルサービスを始めたといいます。その際、すごいと思ったのが、忘れ物をしがちな小学生から延滞料金を徴収し、ビジネスとしてうまくいったそうですが、学校の知るところとなり、解散するも、その後もさまざまなジジネスを仕掛けて来られました。自分で仕事を企画しそれを実行することの面白さを小学生の頃から知り、その後金魚すくい、ペンキ屋や解体屋、土木現場などでバイトしながら、経営について現場で学んでいたそうです。このような学校時代ですから、いわゆる学校の勉強には一切興味を示さず、高校を卒業するのですが、成績は364人中354番で卒業されたそうです。

 

 

社会で生き抜く力を育む社会実験

 このように書くと、ビジネスに興味を持ち、お金儲けを目標にされてきたのかと思って、聞くと「お金には,それほど興味がない」と言われました。確かに、お金に興味があれば、ココシスを始める前に仲間と創業されたエバーライフ(皇潤で有名)にそのまま在籍されてもいいと思うのですが、そこには違和感を感じ、社員の可能性を信じるさまざまな社会実験に取り組まれます。上からの命令や、ノルマが一切ない会社で社長は社員の選挙で選ぶような中央集権ではない逆ピラミッドの組織に任せるとどうなるのか?お金を儲けることより、この社会実験の結果にワクワクすると言っておられました。そういう意味で、人材教育に情熱を傾けられている方であると実感しました。学校の教育で教育されることは興味がないが社会で生き抜く力を育むことには、命をかけておられると思いました。その際、中学生時代にやった「金魚すくい」のビジネスで体験した金魚の在庫がないとお客さんが付かないこと、会計上利益が出ていても、財布の中にはお金がない(在庫としての金魚がいる)など、実体験しないとわからない在庫と利益の関係など、経理を肌身に感じたので、その感覚を社員に肌感覚で教えたいと言われていました。そういう意味で経営者の面白さを社員に実感させることに専念されているところが、「人生の経営者」を理念としているベンチャー起業論と基本的な姿勢でつながっていることを実感させられる講義でした。

次の講義は、講師の方は来られません。

5月20日はそれぞれのプロジェクトの今後の活動についての決意発表です。

先日5月14日に19のプロジェクトのメンバーが揃って、結束会ということで、それぞれのプロジェクトのメンバーが発表しました。5月20日は、それぞれのプロジェクトが壇上に上がり、今後の活動についての決意発表を行う日となります。今年どんなプロジェクトがあるのか興味がある人は、

講義は5月20日10時40分から14時半

(12:10分から13時までの昼食時間を除く)

教室はAB01

ZOOMで参加する人は

ID:7176563939

Pass: 717656

2022年5月18日 阿比留正弘

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