2021年4月16日講義
chaintope
正田 氏
いつもお世話になっている皆様へ
4月16日に第一回目の講義が始まりました。第一回目は、chaintopeの正田さんの講義でした。でも、毎年、第一回目の講義は、2時限目には、今年のベンチャー起業論のプロジェクト紹介を行い、講師の講義は3時限目のみとなっています。
講義をしきるのは学生
私は毎年、思うのですが、初めてこの講義を受講する学生は、この講義を受けて驚くのではないかと思っています。特に大学に入学してきたばかりの学生にとっての驚きは大きいのではないかと思います。なぜかというと、講義は、大学教授が目の前に現れて、最初から最後まで話しをするだろうとおもっているかもしれませんが、私は、ほとんど顔を見せず、ZOOMで2,3分だけ登場しただけで、すべて学生が仕切っているからです。今回は、OBの横田瞳さんが参加してくれましたし、インターンシップ先のNeclubの柳川社長も最初から最後まで見てくださいました。ありがとうございました。
学生が主体
学生は講義を受身的に受講するものと考えている学生にとって、目の前に出現している状況は23チームのリーダーたちが入れ替わり立ち代わり、自分のプロジェクトは「どのようなプロジェクトで如何に面白く、また学生にとって、ためになるよ」と熱っぽく語っている姿は異常そのものではなかったかと思うのです。講義はまだ始まっていない時期にこれだけの学生が相当準備して望んでいることに圧倒されたのではないかと想像しました。
4つの学生スイッチ
学生がどう思ったかはともかく、私は、毎年のことながら、このような学生の動きはすごいことだと思っています。というのも、通常の講義に際して、全くの受け身でできるだけ、エネルギー消費を最小化しようとしているのに、ここにいる学生は、自分の能力を全開させてなんだかとても楽しそうにしているからです。私は、学生のスイッチをオンにしているものはなんだろうと考えてみました。その結果次の条件があるのではないかと思っています。
1 このプロジェクトのリーダー(副リーダー)は自分がしたいと立候補。
2 インターンシップ先の魅力を伝えるという役割が明確になっている。
3 役割を果たす上で、インターンシップ先の企業の協力、メンター、執行部の応援がある。
4 締め切りが明確(2月27日プロジェクトが発足し、4月16日の講義で400人の前で発表)
ベンチャー起業論の理念が「人生の経営者」ですが、人は、自分で決めて、自分で実行することになると本気になるのではないかということです。
そういう意味では、自分で決めたことを「どうせ無理」と否定されると、スイッチがオンからオフになるのではないかと思うのです。
講義ご参加ください
次の講義の講師は「「どうせ無理」をなくすために命をかけて活動されている植松さんの講義です。是非、多くの人にもZOOM越しに参加してほしいです。
2021年4月 阿比留正弘