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2021年 6月11日講義

㈱ことほぎ 代表取締役

白駒 妃登美氏

いつもお世話になっている皆様へ

縁づくり達人紹介の白駒さん

 白駒さんが福岡大学で講義を始められたのは2013年が最初だった。それまで、私は中村文昭さんの講演に追っかけのように行っていた時期だった。中村さんには現在も講義をしてもらっているが、人と人の縁の作り方においては誰も真似をできない独自の世界を持っておられる人であり、話の内容よりもその人を引き込む話し方に魅せられて追っかけをしていたわけだ。その中村さんの講演会で出会った人が、白駒さんだった。歴女と言われるので、私は最初は全く興味なかった。なぜなら私は歴史に興味がなかったからだ。私が歴史に興味なかったのは、歴史だけでなく、学校で教えられる全ての科目が嫌いだった。私はとにかく、本を読まなかった。

女性は文字を読めても仕方がない時代の祖母の対抗意識

 私は、母方の祖母のことが大好きで、とにかく話がうまかった。毎日やってくる郵便配達のお兄さんも祖母に捕まると30分から1時間は話を聞いていることも一度や二度ではなかった。祖母に近づく人はすべて、祖母の話術にはまり笑い転げて帰っていくのが普通だった。私も祖母の話がとても好きだった。祖母は本質的なことを簡単な言葉でずばり言うのが得意だった。私が本を読まなかったのは、祖母の口癖のせいだ。彼女が言うには本には「バカ読め、後買え」と書いてあるので読んでも仕方ないから読むなというのがその主張だった。祖母の弟は、上海の東亜同文書院に長崎県代表として送られた人とか東大医学部に進学した人間とか、本ばかり読んでる人が多くいるのだが、祖母は、勉強しても役に立たないという信念を持っており、息子にもいつも「本読む暇があったら仕事しろ」と言っていた。当時は女性は文字を読めても仕方がないという時代だったので、文字が読めなかったのだ。それで、悔しくて、「本が読めても面白くない人間はつまらない」と祖母は話の面白さで文字が読める人間に対抗意識を燃やしていたのかもしれない。

白駒さんの歴史の話がおもしろい

 本を読まなかった私にとって、白駒さんの歴史の話はどんな話も初めて聞く話ばかりで、とてもおもしろい。登場人物が前にいるように、様々な人間関係の難しさに悩み、国家の難題を面白いように解決していく姿を再現してくださる。白駒さんは自分がその時代に生きていたら、その時代をどう生きるかについて、白駒さんがもっとも感情移入できる人の立場から色んな人に取材をし本音を引き出す講義をして下さっているようにいつも感じている。こんな講義ができる人は白駒さん以外にいないのではないかという思いから、毎年講義をお願いしている。また、白駒さんは、日本人であること、日本に生まれたことを心から誇りに感じておられる。誇りを失った国家は滅びると私は思う。そういう意味で、白駒さんの講義は日本全国の人に聞いて欲しい。

 

「君が代」の魅力を多くの人に

 その白駒さんが「ちよにやちよに」という絵本を7月に出版されようとしている。この本は国歌「きみがよ」という政治のタブーに触れるのか一般の本屋では取り扱ってくれないものとなっている。とても悲しいことだ。「ちよにやちよに」は多くの外国の国家と違って、国威発揚を目的としたものではなく、愛する人を思うラブレターである。元号「令和」の名付け親の中西進先生によれば、きみがよの君はこの歌を歌う人の自由でいいと書いてある。

国境も、宗教も時代さえも超えることができるというのです。また、「君」は人でなくても虫でも動物でも、草木でも、山や海や地球、月でも宇宙でもいいというのです。こんな素晴らしい「「ちよにやちよに」をできるだけ多くの人に読んで欲しいと思います。幸い、寄付本プロジェクトがスタートしています。僕も10冊寄付することにしました。みなさんもできるだけ多くの人に読んでもらい、「君が代」の魅力をできるだけ多くの人に伝える

ことに協力してください。

https://www.e-denen.net/cms_kifubon.php?fbclid=IwAR1YxC_dVUXas_85eZDA-uWv9cn6xREahK1BNjqCTDOKtfir4w2MD4XW1G8

 

 

白駒さんの縁で公益資本主義フォーラム

 また、白駒さんからは多くの人を紹介していただいた。今度7月17日に第2回の公益資本主義フォーラムを開催するが、その主役である原丈人さんも白駒さんに引き合わせてもらった。岐阜の山奥で出会ったのだが、帰るときには在来線から新幹線に乗り継ぎ、新大阪で私達と原さんは別れた。新幹線を降りた原さんと新幹線のデッキでいる私達、側彼の挨拶をした後も新幹線が出るまで、原さんに見送ってもらったのが原さんとの最初の出会いで、私は原さんをとても人間味のある魅力的な人だと実感した瞬間だった。どんなに偉い人でも基本的なとところで人の心は多く動くことを感じた。

 

 しつこいですが、今週も7月の公開フォーラムの案内ビラを添付させてもらいます、

 

 

 

 

 

できるだけ多くの人に拡散して、若者から日本を変えたいと思っています。

2021年6月14日 阿比留正弘

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