いつもお世話になっている皆様へ

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上場企業の社長にも大人気の講義

　先週の講義は、ロイヤルホールディングス会長の菊地さんでした。菊地さんの講義は、いつも人気で一部上場企業の社長さんを含む聴講者が来られるほどです。今回の講義のテーマはロイアルグループの経営戦略ーポストコロナをにらんでーというものでした。なぜ、人気があるかというと企業の経営戦略のお話が実に論理的で、わかりやすいからだと思います。

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日本初＠＠＠で外食産業をリードする会社

　今回の講義は４部構成で話され、第一部でロイヤルグループの紹介と戦略、第２部でプレコロナのビジネスモデルの方向性、第３部でコロナで露呈した課題、第４部がこれからの経営でした。ロイヤルグループの紹介の部分で私がすごいと思うのは日本初が多いことです。１９５１年に日本航空福岡発国内線の第一便に機内食を搭載、１９５９年に日本初のファミリーレストランロイヤル新天町をオープン、１９６２年に日本初セントラルキッチン操業開始、１９８３年飲食業初で東証一部上場などで日本の外食産業をいろんな面でリードしてきたということです。

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2020年に向けてビジョンの転換

　菊地さんが社長になる前は、グループの業績が増収減益、減収増益を繰り返していたことから、社長になられて、増収、増益を定着させることを視野に入れて、グループビジョン２０２０で「日本で一番質の高い”食”＆ホスピタリティグループを目指す」こととされ、投資を新規出店から既存店投資へと転換されています。その結果、２０１１年から２０１７年までは、計画通りに推移したとのことです。

　日本の人口は、２０１０年辺りから増加から減少に転じ、今後人口減少が加速すると、２０４８年には一億人を下回ると予測されています。外食産業は深刻な人手不足に直面しています。このような中、２４時間営業の廃止、元日を含む店休日の設定、従業員の連休取得の推奨など働き方改革を実施されています。

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赤字覚悟が黒地に転換も、コロナで…

　菊地さんは、１０億円くらいの減収を覚悟してこの改革を始められたというのですが驚くべきことに、逆に１０億円くらいの増収につながったことを過去の講義でお話されました。

　しかし、コロナはロイヤルのビジネスモデルを直撃します。コロナ前（２０１９年）のグループの概要は外食事業の売上６２６億円、病院食などのコントラクト事業は売上高３４６億円、機内食事業９５億円、ホテル事業が３０２億円でトータルで１４０５億円でしたが

２０２０年は８４３億円と５６％の減収となりました。営業利益も２０１９年の４６億円の

黒字から１９２億円の赤字へと大きな影響を受けました。リスク分散していたつもりであったところ、ほとんどの事業が移動に伴い発生するビジネスモデルの弱点が明らかになったと

言われていました。

 

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好きな時間・場所・スタイルで食す時代

人間は、誰も食事はしないと生きてはいけません。外食「２６兆円）に行くのか、弁当や総菜の中食（１０兆円）にするのか、スーパーなどで材料を購入し、家庭で調理する内食（３５兆円）のかを決めるのは、お客様であり、好きな時間に好きな場所で好きなスタイルで食の選択を行う時代がやってきたと菊地さんは言われます。これは時間と場所からの開放を意味します。

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ビジネスモデルの再構築

　このような時代の変化に対応するために、ロイヤルは今後の方向性を３つに定められています。それは、店舗、社員食堂、宿泊におけるリアル（従来スタイル）、テイクアウト、デリバリ、ECなどグループの垣根を超えたビジネスモデルの再構築（デジタル）そして、海外展開、輸出、New Businessの（新スタイル）を双日株式会社と組んで、これまで以上にダイナミックなビジネス展開の可能性を視野に入れて活動されています。これからのロイヤルの動きには目が話せないと感じました。

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明日の講義はBusiness Refineの大野祐子さんです。１９９０年に人材開発、人材派遣、人材紹介の分野で創業されました。まだ、女性の経営者が少ない頃に女性の社会進出を目指して、博多２１の会やアビスパ福岡を応援するAGAなどの活動も積極的です。

興味があるひとはZOOMでも配信しますので、見てください。

 

１２月１７日１０時４０分から１４時３０分まで（12：10−13時までは昼食のため中断）

ZOOM　ID:７１７６５６３９３９

Password: 717656